宮城潤のブログ

【2014.11.4琉球新報掲載】ぼくのわたしのKIFFO

11月4日の琉球新報に掲載されたKIFFOに寄せた文章。
あらためて掲載記事をアップします。

c0192000_10515717.jpg


今年の学力テスト(小学生)の順位が上がったことについて書いているけど、手放しで喜んでいるわけではありません。
というか、どちらかというと目先のテスト結果にとらわれすぎて、肝心の学力向上がおざなりになってるんじゃないか、と危惧しています。

学力テストの結果=学力 

ではないということを認識しないと、本当に子どもたちに身につけてほしい力をつけさせることができない上に、そのために必要な体験を奪ってしまうことにもなりかねないと思っています。
実際、沖縄県教育委員会が学力向上に向けて旗を振りはじめたことによって、学校行事のあり方が大きく変化しています。
「学力向上」に向けて力を入れるというのは素晴らしいことだし、ぜひともすすめてほしいと思っています。
でも、そもそも「学力」ってなんなのか、と考える必要があるのではないでしょうか。

ここでは、文科省がいうところの「確かな学力」についての解釈を掲載しました。
学力テストの結果が上がる=学力向上 ではなく、人やものと関わる豊かな体験活動に支えられて「確かな学力」が身に付く、とされているのに対し、学校現場では、「学力向上」のために、異学年や地域の大人と関わることができる様々な行事をカットあるいは簡素化しているという状況が多々みられます。

本来結果が出るのに時間がかかるはずの「学力向上」を急ぐあまり、大切なものを見落としているような気がしてなりません。

とはいえ、学力テストの結果が良かったことによって、多くの県民が喜び、子どもたちはもちろん学校関係者の自信に繋がったことは間違いないし、それによって前向きに授業に取り組んだり、教育活動が充実したりという成果もあると思うので、成績が上がったことにたいしては素直に喜んでいます。

現状としては、「学力向上」という大きな目標を掲げている学校教育の中だけでは「確かな学力」を身につけるのはとても難しいと感じています。

だからこそ、地域の力が必要となるのではないかと考えます。

家庭や学校では出会うことのないような多様な価値観、生活様式を持った大人との出会い、自分の中の“当たり前”が揺さぶられ、いろんなことに疑いが持てるようになるといいなぁと思っています。
そういう経験が積み重なってはじめて、「自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する能力」が身に付くのではないか、と思うのです。

というわけで、KIFFOをはじめ、公民館で取り組んでいる子ども対象の事業では、学校では経験できないこと、を意識しています。

残念ながら、700字という限られた文量で自分の考えを的確に表現できる文章力は持ち合わせていません。
なので、このブログでフォローをさせてもらいました。


多様な大人が関わりながら、いいものを作るために子どもたちががんばっている「KIFFO」。
いよいよ、11月23,24日開催です。

10月31日に会場となる沖縄県立博物館・美術館で記者会見を行いました。
その様子はYouTubeにアップされているので、ご覧ください。


[PR]
# by junmiyagi | 2014-11-08 11:36 | メディア掲載情報

石垣市公民館研究大会

那覇地区公連の円卓会議記事をアップしたついでにもうひとつ。

円卓会議の少し前(3月16日)に、石垣市公民館研究大会で講演させていただきました。
石垣市には、職員を配置している公立公民館というのがないため、若狭公民館の事例を話してもいまいちピンときていないような印象はありました。

僕の話がなにかの刺激になってくれていたらいいんだけど、全く見当違いの話をされた、と思われていたらどうしよう。。。と、終わった直後は不安になりました。
逆に、自分自身は、次にこのような機会をいただけたら、こんな切り口で話そう、というふうに、いろいろ気づいたり考えたりするきっかけになったので、とてもよかったです。

c0192000_1564378.jpg

[PR]
# by junmiyagi | 2014-08-23 15:15 | メディア掲載情報

那覇地区公民館連絡協議会円卓会議

最近、フェイスブックをやっているせいか、ブログへの書き込みがめっきり減りました。
せめてメディア掲載情報だけでもアップして記録しておこうと思っているのに、それもずっと怠っています。

ちょっと前にブログに掲載したことを確認しようと思って、久々にブログをみたら、アップしようと思っていた新聞掲載記事がずっとそのままになっていたことを思いだしたので勢いでアップします。

下の記事は、今年3月19日に開催された那覇地区公民館連絡協議会主催の円卓会議記事です。
「若者の目に映る自治会・公民館とは」というテーマで話し合いました。

OCN(沖縄ケーブルネットワーク)では、円卓会議の模様を全て放送していたようです。
何人かの方に「みたよ!」と声をかけていただきました。
でも、自分自身がみていないので、正直反応しづらかったです。
もちろん、ありがとうございます!と応えましたが、円卓会議ではけっこう辛口発言したのでイヤな思いをした方もいるかもしれないですね。

c0192000_14352100.jpg

c0192000_14353067.jpg

[PR]
# by junmiyagi | 2014-08-23 14:44 | メディア掲載情報

【沖縄タイムス(2013.12.30)掲載】埋め立て抗議賛同で一考

謹賀新年!

2009年1月1日からはじめたこのブログ(6年目突入!)、最近はめっきり投稿しなくなっていました。
日々のメモとして活用しようと思ってはじめたにもかかわらず、書く時はどうしてもちゃんと記事にしてアップしたいという見栄が働いてしまい、なかなか更新できずにいました。
また、フェイスブックをはじめたのも更新が滞っている理由の一つかも。フェイスブックの方が気軽に更新できるし。

せめて、メディア取り上げられたものだけでもアップしておこうと思っていたんだけど、それも追いついていないです。
2012年(もう2年前ですね・・・)は、復帰40周年で、復帰っ子が脚光を浴びる年だったので、いくつか取材を受け取り上げてもらったりしたんだけど、全てはアップできず、時間が経つと面倒になってきたり、なにか別の記事をアップしようと思ったときに、そういえばアレがまだだった、そのあとにしよう、なんて思ったりしてなかなか更新できないと言う悪循環。。。
あっという間に一年が経過してしまいました。

というわけで今回はあまり気にせず、とりあえず最近紹介された記事を一つアップします。
12月30日に沖縄タイムス「魚眼レンズ」に掲載されました。

12月27日に行われた、仲井眞知事の新基地建設移設に伴う辺野古埋め立て承認に対する抗議の県庁包囲に参加した後、電話インタビューでお答えしたコメントが掲載されています。

c0192000_114721.jpg


12月27日は、御用納めの日でした。
たまたま県庁に行く用事が二件あったので、お昼休みを利用して県庁に行き、時間ギリギリまで県庁包囲およびロビーでの抗議行動に参加しました。(午後ちゃんと用事を済ませました)
25日にも県庁包囲行動があったんだけど、その日は恩納村で講演会があったので、後ろ髪を引かれつつも参加できず。
で、27日も抗議行動があると知って、参加したのでした。

このような直接的な抗議行動に参加できるようになったのは、数年前から。
以前は、気持ちはあっても、なかなか参加できませんでした。
このような政治的な行動は、何をやっても変わるはずないからやるだけ無駄、非現実的でかっこわるい、という空気が作られていたように思います。また自分自身の不勉強もあって、僕なんかが発言していいのだろうか・・・、と二の足を踏んでいたような気がします。

でも、政治は政治のプロに任せて、専門的なことは専門家に任せておけば大丈夫。ということが幻想だってことは福島の原発事故で痛いほど知らされた。
クールを装って声を上げず、行動もしないで、数年後、子や孫の時代に、自然環境も破壊され、新基地が造られ、戦争に向かっていく状況が起こったとしたら、どうしてもいいわけできないって思いました。(子や孫の時代というより、もう目の前までやってきている気配を感じますが・・・)
なので、意思表示はしっかりしたくて。

記事中にある、藤井光さんの「敵は勝ち続ける」という名言。この言葉に支えられて気持ちを奮い立たせているんだけど、言葉だけを聞くと負けることが前提でネガティブな言葉に聞こえるかもしれないけど、そうじゃない。
現実に一喜一憂している場合じゃなく、強くしたたかに、そして前向きにアクションを起こすために、折れそうになる心の支えとして、自分自身に言い聞かせるようにしています。

うーん。
思っていることちゃんと書けない。。。
文章力ないから。
でも、ちゃんと書こうと思って何度も推敲を重ねると、結局アップできなくなるので、中途半端だけど、この辺で。

今年は昨年よりはブログ更新頻度を上げることを目標にしよう。
(昨年はあまり更新していないから、かなりハードル低いけど)

では、今年もどうぞよろしくお願いします。
[PR]
# by junmiyagi | 2014-01-04 13:03 | メディア掲載情報

「visions | for the world to come」スタート!

今月13日より、compassの展覧会「visions | for the world to come(来るべき世界に)」が始まっています。

compassは5名のアーティストとともに企画・運営している沖縄アートサイトです。
ウェブサイトでの活動を中心としながらも、無理のない範囲で展覧会やワークショップ、トークイベントなどの自主企画もやっています。
今回は、せっかくアーティストが集まっているんだから自分たちの展覧会をしよう!ということになりました。

昨年11月頃から企画について話し合い、それぞれの都合を勘案して7月に開催することが決定。
各アーティストとも忙しくしている中で、全員が新作を展示しています。

で、アーティストではない宮城潤はどのように展覧会に関わっているかというと・・・
会場となっているキャンプタルガニーの情報とオーナーの大田和人さんの思いをみえるようにする作業をしました。
具体的に言うと、
・大田和人インタビュー
・キャンプタルガニー(大田さん)コレクションリスト作成
・キャンプタルガニーブログ開設
この3つ。

「visions | for the world to come(来るべき世界に)」を開催するにあたり、どこでどのような展覧会にするか、ということは非常に重要な要素でした。
みんなで話し合って、キャンプタルガニーでやることが決まったんだけど、キャンプタルガニーは私設美術館で、オーナーの大田さんは自らコマーシャルをするような人ではないので、キャンプタルガニーに関するまとまった情報はほとんどないという状況でした。

キャンプタルガニーを会場にするということは、この展覧会を企画する上でとても重要な要素となっているにも関わらず、その場所の持っている意味や魅力を伝えるツールがなかったので、それをつくることにしたのです。

正直、県内のみならず、県外、海外にも活動の場を広げるアーティストたちとのグループ展に参加するということになって、何かやらなくてはならないというのはけっこうプレッシャーでした。
今さら美術作品つくるのも無理矢理だし。
で、いろいろ考えた結果、こういう形になったのでした。

今回のプロジェクトは、宮城潤の作品という形でプレゼンテーションすることは可能だったけど、それはしたくなかった。
自分の活動の延長としてこの展覧会に関わりたかったから。
アーティストではない自分がどのようにグループ展を構成する一人として参加することができるのか考えていると、前島アートセンターの活動も若狭公民館での取り組みも、自分が何かを生み出す、というより、人や場、状況など、すでにあるものを顕在化しているだけにすぎないな、ということに気づいたのです。
で、キャンプタルガニーの魅力や大田さんの思いを顕在化するためのツールをつくることにしました。
それが今後も使えるものとして残るといいなぁ、という期待を込めて。

下の画像は、オープニングイベントの様子。
DAKEI / 雫境 (舞踏) × 仲嶺絵里奈(琉球舞踊)によるパフォーマンス、素晴らしかったです。
台風後のさーっと吹く風もふたりに絡み合うようにして、とても不思議な空間と時間が漂いました。

ちなみに、この企画は「compass | 談 2013」というプロジェクトの第1弾でもあります。

c0192000_665622.jpg

バーベキューも楽しくおいしくいただくことができ、たくさんの方とともにオープニングを迎えることができました。

会期は28日までの金・土・日です。
ぜひ、多くの方に来ていただきたいです。

→ 沖縄アートサイト「compass」は、こちら。

→ 「キャンプタルガニー」ブログはこちら。
[PR]
# by junmiyagi | 2013-07-16 06:46 | アート